投資上限金額up～2024年からの新しいNISA（少額非課税制度）②
新しいNISA制度についての続きです。
乗り遅れないために、基本のポイントを抑えていきます。
1. 恒久化される
2. 投資上限額が拡充
拡充（カクジュウ）。非課税枠で投資できる上限金額が大きくなります。
2024年から始まる新しいNISA制度では、
- つみたて投資枠が年間120万円まで
- さらに成長投資枠と呼ばれる部分は240万円まで
最高で年間360万円までが非課税口座で購入することができるようになります。
なお、成長投資枠で積立をしても構いません。
毎月30万円ずつ積立ということもありえます。
なかなかの金額です。
成長投資枠で投資信託を買うならば、タイミングをずらすためにも積立で買っていくと良いでしょう。
「つみたて」というくらいですから、つみたて投資枠での一括投資はできません。
最低でも年2回にわけて投資する必要があります。
これまでのNISAは、
■ 一般NISAで年間120万円まで非課税枠を取れるけれど5年以内に利益出さないといけない
or
■ つみたてNISAで年間40万円までしか投資できないけれど、20年間に何とかする
どちらかを選ぶことが必要でした。
2024年からはどっちもできるようになります。
いままでと比較すると
【 つみたてNISA 】
40万円・20年 → 120万円・ずっと
【 一般NISA 】
120万円・5年 → 240万円・ずっと
いずれかの制度を選んでいたのはなくなりますし、枠は広がるし。
ありがたいことです。
3. 一人あたりの生涯投資枠ができる
1年で最高360万円非課税投資枠がありますので、
資金に余裕のある人は毎年360万円ずつ非課税枠を使うと払う税金を抑えられます。
お金持ち優遇過ぎませんか？
ということで、一人あたりの非課税口座上限額は1800万円という上限ができます。
もし、年間360万円を非課税口座で購入できる場合は、5年間で枠を使い切ることになります。
年間40万円の積立をしていた人ですと、45年間かかって購入していくということになります。
これなら、自分の普段の生活の必要資金と、将来必要なお金の予定のバランスを取りながらNISA制度を上手に使っていけそうです。
これまでつみたてNISAを使っていたけれど、ちょっと余裕資金もあるし、将来のお金は不安。
そんな人は、積立の金額を増やして将来に向けてのお金の準備がしやすくなるチャンスです。
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