ジュニアNISA2023年で終了!新しい教育費の貯め方~2024年からの新しいNISA(少額非課税制度)③

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ジュニアNISA制度は2023年末で終了

ジュニアNISA制度は2023年末で終了します。
今年お子さまのためにとジュニアNISAで投資した資金は5年間は非課税口座内で運用可能です。
5年以内に教育費が掛かる年齢に差し掛かるご家庭だけではないでしょう。
来年2024年以降は新しく投資信託や株式を購入しようと思っても、お子様名義の非課税口座内では買えません。

準備までに時間はあるけれど、制度はない!

お子さんが小さい方は、そういう状況になります。

5年後自動で運用を継続できる口座【継続管理勘定】に移る

ジュニアNISAは今年投資した分に関しては、2027年末までの5年間口座内で運用を継続できます。
その間に運用している資産を売却しても、利益に対しては非課税です。
(株式の配当も、非課税です。)

金融庁ホームページ『ジュニアNISAの概要』より

現在のジュニアNISA制度では、お子さんが18歳になるまで払い出しはできませんでした。

できるんですけど、過去の利益に対して課税されてしまうので、意味なくなってしまっていました。

これが、2024年以降はジュニアNISAの口座内にある資産は、
18歳にならなくても
災害等やむを得ない理由がなくても

非課税での払出しが可能です。
その際、ジュニアNISA口座は廃止になります。

それから、それから

今回の新しく発表されたNISA制度では、手続きをしなくても継続管理勘定に自動で移ってくれることになる予定になりました。

ジュニアNISAで5年経過したあとは、自分で【継続管理勘定】に移し替えなければならない予定でした。
継続管理勘定とは非課税の状態で運用をつづけられる口座です。

ジュニアNISA制度はなくなるので、新しく運用を始めることはできません。
お子さまの名前では、非課税口座で投資信託などを買うことはできなくなります。
でも継続管理勘定のおかげで運用や配当に掛かる税金がかからない状態は続けられることになります。

もっとシンプルに言うと、

手続きを忘れると、非課税強制終了になってしまう!という焦る人になりそうでした。
でも、心配無用に!
秋から年末にかけて手続き忘れないように!と意識しなくて良くなりました。

ふーよかった。

未成年のNISAは使えなくても親の口座で教育費を貯められる

親の口座で教育費を貯める

2024年以降、一年間のNISAで投資できる上限額が増えます。


これまで、自分(親)がつみたてNISA、子供のためにジュニアNISAをしていた方。
40万円+80万円ですから120万円を自分の非課税枠にお金を出して、積立をつづけられます。
お子さんが複数いらっしゃる方も、360万円までは1年間の投資枠がありますので、やはりこれまでと同様にNISAを活用した運用、教育資金の準備は可能です。

また、ジュニアNISAと違って5年という期限はないですし、引き出し制限もありませんから、ジュニアNISAより教育資金の準備に使いやすいです。

親の口座から教育費を出す

新しいNISA制度では、1800万円までの生涯投資上限額ができました。
1800万円投資してしまったら、もうおしまいではなくて、
売却すると、翌年に売却した分の取得金額分の枠が復活します。


たとえば、大学の入学資金として200万円NISA口座からお金を取り崩す場合。


つまり教育費で使ったら、投資枠が増えるので、次は老後の資金を運用して増やすために使えばいいのです。

そもそもお金に色はつけられません。
そんなにきっちり口座を分けなくても大丈夫。

一番大切なのは、教育費や老後の資金を少額でよいので
とにかく早いうちから準備を始めることです。

欲を言えば未成年も非課税口座の対象になればよかったですが、まずは与えられる環境でできる限りのことをしていきましょう。

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