恒久化でずっと~2024年からの新しいNISA(少額非課税制度)①

person putting coin in a piggy bank

2024年からNISA(少額投資非課税制度)が新しくなることが令和5年度税制改正大綱で発表されました。

今のNISA・つみたてNISA制度の使い勝手が悪かった点、デメリットが改善される制度になりました。

と言っているのはほんの一握りの人たちだけ。

ニイサって使い勝手が悪かったんですか!?と思っている方も大丈夫。

より使える制度になるので、さっさと今年2023年中に始めるように動いて、乗り遅れないようにしましょう。

新しいNISA制度は次の3つがポイントです。

1. 恒久化される

2. 投資上限額が拡充

3. 一人あたりの生涯投資枠ができる

恒久化とか、拡充とか、耳慣れない言葉もあります。

3点について、一つひとつ見ていきます。

なお、今のNISA・つみたてNISAの制度は2023年末で買付は終了します。

ただし2023年分のNISA口座は5年間、つみたてNISA口座は20年間継続して保有することが可能です。

恒久化される

恒久化。耳慣れませんね。

「ずっと」です。ずっと続く制度になります。

恒久化は2点あります。

今年2023年までのNISA・つみたてNISAでは毎年ポコっと「非課税口座」が作られて、

この非課税口座を保有できる期間が5年間、つみたてNISAでは20年間の期限がついていました。

この期限付きがなくなります。

NISA口座で買った投資信託や株式は売却するまで【ずっと】非課税になる

これが1点目の恒久化ポイントです。

非課税というのは・・・
NISAもしくはつみたてNISAの口座内で買った投資信託や株式などの利益や配当が出たとき、
そこにかかる税金が20.315%→0%になるということです。

昨年、2022年に投資したNISA口座内の資産は2026年までの5年間、つみたてNISAでは2041年までの20年間の間は非課税口座内で保有できるので、配当や利益が出て売ったときの税金が非課税になっていたのです。

NISAもつみたてNISAも期限になると、持っている資産は特定口座などの課税口座に自動的に移されます。そこから先は、利益や配当には税金が掛かることになります。どうしても非課税口座のままがいいという方には「ロールオーバー」という、新しい年にポコっとできる非課税枠にそのまま資産を引き継ぐような作業もできました。

この判断がめんどくさかったのです!

将来のことなんてわからないのに、どうしたらいいのか。

NISA口座を持っている人は年末になると頭を悩ましていたのです。

(もしくは考えないで特定口座になっていました)

2024年からの新しいNISAでは、非課税保有期間が無期限化されます。

年末にロールオーバーするか、何も考えずに課税口座に移されてしまうことがありません。

売却しなければ、ずっと非課税口座の中にいてくれます。

あー、とっても楽。

非課税枠上限を1年で【使い切らなくてもいい!】

さらに、その年の非課税枠を使い切っていなくても、次の年にその残りの枠を持っていかれなかったのもなくなります。

毎年10月ごろからソワソワして、上限うまく使い切りたいなーとか、どうやっても12で割れないつみたてNISAの40万円を使い切る謎な計算をしなくても良くなるのです。

これが2点目の恒久化です。

なお、今のNISA・つみたてNISAの制度は2023年末で買付は終了します。

ただし2023年分のNISA口座は5年間、つみたてNISA口座は20年間継続して保有することが可能です。

ロールオーバーで悩む年末は来なくなりますが、2023年分までは期限が来るまでに

1. 古いNISA口座の中の資産は売却して非課税メリットを受取る

2. 売却して使い道なかったら新しいNISA口座で投資信託や株式を買い直す

3. 人生のイベントなどに使う

といったことをしないと、課税口座に移ります。

次は、投資上限枠ですね。

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