資産形成【40代】スタート3ステップ

【ステップ1:キャッシュフロー表の作成で今後の見通しを立てる。いつ(何年後)にどれくらいのお金が必要となるのか】

 老後までの時間が具体的にイメージできるようになってくるということは、今後の見通しを立てやすくなるというメリットがあります。

 今後の仕事(キャリアプラン)だけではなく、現在の家族構成があと何年続くのか、住まいはどうしていくのかなどを書き出してみて、収入と支出それぞれのお金の変化を見ます。人生仕事だけではありませんからね。ワークライフバランスをひっくり返して、ライフとワークのバランスをお金の面から捉えるようにします。

【ステップ2:固定の支出の多い時期だからこそ、必要に応じて支出の見直しをする】

 40代は住宅ローンや教育費など、毎月決まった金額の支出が全体の支出の多くを占める時期です。

 2020 年総務省「家計調査(家計収支編)」によると世帯主の年代別にみた持家率(平均)は30代49.6%から40代では70.4%になっています。賃貸でも住居費はかかりますが、住宅ローンを組むと、収入の変化に対応することは難しく働き方の変化などが発生している人は負担が増えて来るかもしれません。この先、50代、60代と年齢が上がるにつれて、収入が減る方も多いです。そのときにローンを完済することはできるかどうか?という視点も必要になってきます。

 お子さんがいらっしゃる方は、成長とともに教育費の負担が増えてくる時期です。すべて公立で教育を受けた場合の子供一人あたりの教育費は約1000万円と言われていますが、その半分の約500万円は大学4年間でかかる費用です。この時期になると今までの生活を維持するのは難しく、これまでの貯蓄を取り崩して生活するご家庭も少なくありません。一方でご自身の老後の不安も出てくるのでこのまま貯蓄を取り崩して平気なのかと暗い気持ちになってしまいます。教育費は数年で終わりが来るのでキャッシュフロー表でまずは見通しを立てることで、できる対策があぶり出されてきます。

 お一人さまの人は、これからの人生に必要なお金や家のことも考える時期です。具体的に支出がわかるからこそ、50代以降の人生でお金に困らないような準備も始めなければなりません。例えば住まいも、今後誰かと住むことになるかもしれない、実家に帰るかもしれないという可能性があるために、購入を踏みとどまり、老後に住むところの不安を抱えていらっしゃる方もいらっしゃるでしょう。こういった場合は、単身の年金収入のみの人に貸してくれる家の問題を考えると、立地や間取り、広さなどの売りやすい条件をきちんと満たして購入した方が一つ不安を消すことになります。頭金やローンの返済金額と返済期間で無理は禁物ですが、家賃を支払い続けながら不安が解消できないのであれば、支出を固定化させてしまうのも一つの方法です。

 40代は支出もかさむ時期です。気づいた時に手遅れにならないようにしっかり収支を把握して一ヶ月あたり貯められるお金、年間で貯められるお金を洗い出します。固定費が確定している時期だからこそ、将来の計画が立てやすい時期だとも言えるのです。

【ステップ3:iDeCoやつみたてNISAなどの制度を活用する】

 一か月当たり 貯められるお金というのをしっかり計算すると、10年から20年でどれぐらいのお金が貯まるかということを計算することが可能になります。

 例えば、月5万円ほど余裕資金があれば、年間60万円、10年間で600万円、20年間で1200万円を貯めることができます

 つみたてNISAは月約3万円の積立ですので、残りの2万円をiDeCoに拠出すると月5万円は制度を活用しながら資産形成することができるようになります。考えずにできる!これがこれらの制度のいいところです。

 ここでさらにiDeCoやつみたてNISAを活用することで、3%で運用できたとすると、10年間で約700万円(+約17%)、20年間で約1645万円(+約37%)になります。

 運用ですので、必ずこの結果になるわけではありませんが、もし何もしなければ、利益を得られる可能性を手放してしまいます。逆に、これらの制度を活用することができた人は、この先の人生で稼げる金額にプラスしてお金を運用で準備することも可能になってきます投機的(いわゆる博打的)なものに手を出す必要はありませんが、過去の実績と検証に基づいた仕組みを活用して効率化することが可能です

【時間は有限だから、お金に働いてもらう】

 収入を得続ける時間がどれくらいあるかを考えると、この先の人生で得られる賃金の見通しも得られるでしょう。賃金の見通しが確定すると、

あとは 

  1. 働き続けたり副業(複業)して収入を増やす
  2. 支出を見直して、出ていくものを減らす
  3. 運用益を得てこれからの人生のお金の余裕資金を確保する

といった方法で伸びしろがどれだけあるかを考えることができます。これらを検討して、自分がやりたいこと、できることを考えて、豊かな人生を送りましょう