気付かぬインフレ・シュリンクフレーション

最近スーパーの牛乳売り場で900ml入りの牛乳を見かけるようになりました。
今までは1000ml入りばかりだった売り場に、ちょっとスタイリッシュな900mlの入れ物 に入った牛乳を見かける人も多いのではないでしょうか?
 
 
これ、シュリンクフレーションという「値上げ」の方法なのです。
そして、物価が上がるということはインフレになっているということでもあります。
 
インフレというと物価が上がることに目が行きがちですが、実は、持っているお金の価値が減ることでもあります。
 

銀行に預けているだけでお金が減る!?

 
お金の価値が減るというのは、今まで100円で買えていたものが、明日には100円を出しても同じものが手に入らなくなるということです。
 
冒頭の牛乳の話でいうと、量が少なくなっているので、安く手に入るようになったような気がしてしまいますが、実は値段は変わっていません。
 
例えばどちらも牛乳は一パックの値段が300円だったとしましょう。
10mlあたりの牛乳の値段は3円。ところが、3.3円になり、実質1割の値上げがされたということが分かります。
 
これ、質の良い牛乳に変わったから高くなったのでしょうか?
 
パッケージこそデザインを変えて、高級路線になったように見せかけていますが、実は中身は同じもの。同じ牛乳を買おうとしても、今までと同じ300円を出しても同じ質と量の物とは交換できなくなっているのです。
 
今までの300円は今までと同じ質と量のものを手に入れる力はありません。これがインフレです。
 
日本はデフレが長い間続いていました。物価が下がるので、銀行預金をしているだけでも買えるものは変わらない、もしくは増えていたのです。2012年に安倍首相が就任してから、アベノミクスの「3本の矢」が発表されインフレが目標になりました。
 
それは、諸外国も同じ傾向にありますし、何よりも世界全体で見れば人口が爆発的に増え、食料品一つとっても生産量が今までと同じだった場合、食料が必要な人は爆発的に増えていますから、物価が上がるのは当然です。
日本国内だけ見ていると、賃金も上がるスピードが遅く、経済は停滞し、物価も上がらないような気がしてしまいますが、視野を広げて、時間軸を広げて考えてみると、インフレって自分の身に降りかかる可能性があるということが想像できるでしょう。
 

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