生活費は削れる?食費はガマンしない!固定費見直しで家計も断捨離ですっきり
2020年の自粛生活中にお金の使い方に変化はありましたか?どうしても必要なもの、なんとなく買ってしまったもの、なんとなく支払い続けているもの。削れるもの、削れないものとあります。
食費の節約はどこまでできる?
緊急事態宣言のときの自粛生活であらためて痛感しました。固定費は出ていきますが、お金を出ていく先が極めてシンプルな貴重な経験でした。なかでも、食費は削れない。これができる人はよっぽど自己管理ができる方です。私には難しいと思いました。そもそも意味がないのでやりませんが。
外出していると移動するのに交通費がかかりますし、お茶を飲んだり、食事をしたり、その他にもついつい雑貨やお洋服を買ったりとお金を使いますが、そういう機会そのものがない。でも、食事はするのでスーパーでのお買い物とテイクアウトなどの食費が出費のほとんどを占めるようになっていました。
普段、家計のご相談に乗っていると「食費が削れない」「食費がかかりすぎている」と食費を問題にする方、非常に多いですが
食費ってやっぱり最後の最後まで掛かる。
このことを今回の自粛生活であらためて思いました。
他の人の家計平均は増えた?減った?
次に、皆さん大好きな他の家はどうか?っていう話です。総務省の家計調査という統計があります。2020年6月5日に今年の4月分の数字が発表されました。二人以上の世帯の数字で見ると、前年4月と比べて支出が約11%減少しているという結果が出てきました。https://www.stat.go.jp/data/kakei/sokuhou/tsuki/index.html
内訳を見てみますと、減少したものは、家具や家事用品、お洋服など、医療費など、交通費、教育費、旅行や宿泊料が分類される教養娯楽、その他交際費など。
食料も外食は約7割減になっていましたので、食費としては3月4月の2ヶ月連続で減少しています。詳細を見てみると、家で消費するものは前年4月よりも20%ほど増加しています。家飲みも増えているのか、酒類も同様に20%増。家での飲酒量が増えた人は多かったですよね。
増えた出費が気になる!
今回の自粛生活で追加の出費が出た部分があるのはやむを得ません。増えたところだけ見るのは木を見て森を見ず。近視眼的です。まずは全体の支出を見てみましょう。
企業にお勤めの方で、給料が変わらない、収入が変わっていないという方の場合、ここ一年ほどの銀行の残高を一ヶ月単位で増えたか減ったかを見てみましょう。クレジットカードを使いすぎて、来月、再来月の請求がすごいことになっているということでなければ、前の月の終わりの残高より、今月の方が増えているような状況、収入-支出がプラスであればまず第一段階は良いのです。
収入 - 支出がマイナスになっている人、その状態が続いている人は今すぐ見直しが必要です。
生活費の削るところ探し
まず通帳やクレジットカードの明細を見てみましょう。今はサブスクリプションサービスを受けられている方も多いですよね。使っているサービスは継続で良いのですが、使わないのであれば解約、整理すると、それだけで毎月の出費が抑えられます。
お金の節約も「断捨離」の精神で
自粛生活中も活用したものや、外出ができるようになった途端、うれしくてワクワク、すぐに使ったり予約したりしたサービス。それは、あなたにとって必要なものです。一方で、ああ、そういえば契約していたな。楽しみじゃない、そんなものがあれば、出費削減のチャンスです。「断捨離」するのはモノだけではありません。お金だって同じです。今は、自粛生活で控えてストレスに感じたものを鮮明に覚えている時期なので、この作業はとってもやりやすいです。
さらに本格的にやられている方は、住居費や保険の見直しをすることになります。賃貸にお住まいの方でどうしても家計が苦しい方は、お引越しも視野に入れます。引越し費用は掛かりますが、まずは2年間の家賃と比較して効果が出るかで判断します。
住宅ローンの借り換えは住宅ローン金利が低いので、効果を出すのは難しいケースも多いです。収入源で住宅ローンの返済が厳しい方は、借り換えを検討する前に借りている金融機関にまずはご相談ください。
保険の見直しは、まず健康保険や福利厚生でどれくらいの保障がされているのかを確認します。健康保険は一般の方で3割負担、さらには高額療養費もあります。ついつい不安になって保険に入ってしまいますが、すでに公的な保険に皆さん入っていることを忘れてはいけません。発生するかわからない不安のためにお金を払うより、子供のための教育費、家族の思い出づくりのための旅行などに充てたほうが、節約効果はすごい高いです。ケチな人は、保険に入らないのも納得できます。保険のように将来の使い道を無理に決めてしまう必要はありません。
お金を活かすも殺すもあなた次第です。
まとめ
- 最後まで削ろうと思っても限界があって難しいのは「食費」です
- 通帳やクレジットカードの明細を見て、使っていないのに毎月定額で払っているものがあれば見直しましょう
- 住居費、保険の見直しは長期間で大きな出費の削減になります。良いお金の使い方ができるように見直しましょう
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